田舎生まれ、田舎育ちの僕は緑が大好きである。
なので、都会に対する憧れも全くなかった。むしろ、南の島で自然に囲まれた生活に憧れてしまう。
さて、うちのお店には庭師さんが２人いる。と言っても僕の両親であるが。この庭師さんがなかなか優秀で、素敵なお庭を作ってくれている。
特に僕のお気に入りはバラ。
このバラという植物は、繊細で管理が難しいらしい。僕には無理だなあ。
僕は１番好きな花は？と聞かれると、真っ先に思い浮かべるのがこのバラである。真っ赤なバラ。
優雅で美しい花を持ちながらも、鋭いトゲで身を守っている。色気ムンムンである。存在感もある。しかしながら、決して強い植物ではない。
美しさと危うさ。強さと弱さ。バランスが良いのだ。
美の世界では、このバランスがもっとも重要な気がする。
他にも、ピンクやらイエローやら。