失敗は成功のもとと言う。
本当にその通りだと思うが、実際に理解するのはなかなか難しい。
若者は失敗を恐れずと言ったりもするが、僕は失敗が恐かった。
若い時は、失敗しないようにと、そればかり考えて動いていた。
失敗は成功のもとということわざはもちろん知っていた。
しかし、失敗がものすごく恐かったし、ちゃんと理解もしていなかったのだ。
それでも、たくさん失敗してきた。
また、失敗は失敗ではないと言う人もいるが、僕は失敗は失敗だと思う。
失敗は失敗だが、終わりではないということ。
ニュアンスの違いかも知れないが、僕はちょっと違う気がする。
僕の経験上、失敗をすると、その代償を払わなければならない。
でもそれは、何かを手に入れる為の代償でもあるのかなと。
つまり、成功すれば思い通りのものが手に入る。
しかし、失敗しても、何かしら手に入れる事はできるようだ。
それは、時には成功した時よりも良いものだったりもするかも知れない。
本当に良いものかどうかは、後になってみないとわからないからだ。
そう考えると、失敗する事と成功する事はそう大差がないのではないかと。
要は、する事が重要で、それにどれだけ対価を払えたかに尽きるのではないか。
人の力でできるのは、そこまでであるように感じる。